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「自己分析のすすめ」

就活をはじめるに当って、自己分析をすることをお勧めするのが本稿の主題です。 各就職サイトにはほとんどと言っていいほど自己分析が掲載されています。どれがいいというものではないけれど、自分は他人とどこが違うのかを客観的に見つめなおす作業ですから、どんな自己分析シートがいいかという問題ではありません。

まず、自分自身を客観視することです。 面接での質問の中に「自己PRをしてください」は必ずあると想定して、どのように面接担当者に説明するかを整理するために、自分自身を客観視することから始めるということです。

そのときのポイントは、「自分の強みとその背景」です。 自分自身の特徴は何か?その特徴は他の人より強く現れる背景には何があるか。自分を客観視することは、中学・高校・大学で何を行ったか、何を行わなかったかを確認することから始めればいいでしょう。 「同級生はサッカーをやっていたが、自分は音楽をやっていた。」というのは具体的な違いです。次に、何故、それを選択したのかということを改めて考えれば、そのときの背景やその後の行動の選択に結びつくものがあるはずですね。 アルバイト経験も多くの選択肢の中から選んだわけですから、意味があるはずですが、ひとつのまとまった考え方になっているか、その時々の場当たり的考え方だったかも見えてくるでしょう。

世界最大の自動車メーカーとなったトヨタは、生産システムが有名です。「カイゼン」という言葉は、日本国内だけでなく進出している海外の工場でもそのまま使われていますが、「ナゼ」を5回繰り返すということがあります。改善すべき事項があれば、何故必要なのかを繰り返して徹底した改善を行うためですが、自己分析も自分の強みを「ナゼ」を5回繰り返して、背景の裏まで確認すれば、面接で追加質問されても十分に答えることが出来るようになります。

自分自身を客観視しようとする姿勢から、今までは見えなかった部分が見えるようになります。自己分析で自分自身を正しく理解することは、自分以外のひとの行動の背景や考え方の傾向をつかむことにも役立ちます。 自己分析は、就活のときだけ必要なのではありません。人生のあらゆる場面で役に立つといっても過言ではないでしょう。

以上

プロフィール
土屋 正五郎(つちや しょうごろう)
中央大学商学部卒業
外資系コンピュータ会社、大手メーカー勤務を経て、コンサルティング会社 アンサーエスシィ を設立。
情報システム、営業、マーケティング、人事総務、IRなど、多方面の業務に携わった経験から、多数の企業において総合的なアドバイザーとして活躍している

 
2010/10/01 掲載
vol.7 「協力」
2010/06/30 掲載
vol.6 「責任」
2010/03/23 掲載
vol.5 「熱意」
2010/03/05 掲載
vol.4 「企業を知るということ」
2009/12/21 掲載
vol.3 「業界研究・企業研究の進め方」
2009/11/16 掲載
vol.2 「自己分析のすすめ」
2009/10/27 掲載
vol.1 「学生から社会人へ」
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