「熱意」

皆さんの周囲で、「あの人は能力があるな」と感じる人がいるでしょう。スポーツに秀でていたり、話がうまかったり、説得力があったりします。 この目に見える「能力」は、評価する人の基準より高いためにそのひとの能力が目立つわけですが、頭脳や運動神経などの先天的なものが占める部分があることも事実です。 一方「熱意」は、先天的資質が影響するものではありません。熱意は一人ひとりの物事に対する取り組み方であって、先天的な資質から生まれるものではありません。何事に取り組むのも、熱意は極めて大きな影響を及ぼします。先天的な能力が高いひとでも、熱意が無ければ多くの人に負けてしまうこともあるのです。逆に言えば、自分に人並み以上の高い能力が無くても、熱意があれば物事を成就させることも可能なのです。

もうひとつ、「考え方」も結果に大きな影響を与えます。物事をマイナスで見ていると実現するものも実現しなくなります。自分自身の能力を過小評価するとすべてに自信が持てなくなり、相対するひとにマイナスの印象を与えてしまうことになりかねません。一方、プラス思考であれば、自分自身の能力をありのままに、いいところを肯定的にとらえて発揮すれば、相対するひとに正しい印象を与え、それに加えて熱意を伝えることができれば、実力プラスアルファの評価が得られるはずです。

「熱意」は、物事に対する関心・興味を持つことに始まり、物事を成し遂げたいという考え方が強くなることです。ほかの言葉で表現するなら「志」「使命感」などが近いのではないでしょうか。 企業は仕事ができる人材を求めています。仕事に求められるのは、物事を達成する力を発揮できることですから、熱意が重要であることは、言うまでもありません。

以上

プロフィール
土屋 正五郎(つちや しょうごろう)
中央大学商学部卒業
外資系コンピュータ会社、大手メーカー勤務を経て、コンサルティング会社 アンサーエスシィ を設立。
情報システム、営業、マーケティング、人事総務、IRなど、多方面の業務に携わった経験から、多数の企業において総合的なアドバイザーとして活躍している

 
2010/10/01 掲載
vol.7 「協力」
2010/06/30 掲載
vol.6 「責任」
2010/03/23 掲載
vol.5 「熱意」
2010/03/05 掲載
vol.4 「企業を知るということ」
2009/12/21 掲載
vol.3 「業界研究・企業研究の進め方」
2009/11/16 掲載
vol.2 「自己分析のすすめ」
2009/10/27 掲載
vol.1 「学生から社会人へ」
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