「協力」
ひとりでできる仕事は限られています。
芸術家、スポーツマンなどはひとりで仕事をしているように見えますね。しかし、本当にそうでしょうか?
音楽の世界で考えれば、ブラスバンドやオーケストラはさまざまな楽器を演奏する人たちが力を合わせて、音楽が成り立っていますね。
作曲や作詞は個人の能力に依存する部分が多いのですが、それでも作品を多くの人に知ってもらうためには、演奏する人をはじめとした協力者の存在は欠かせません。
スポーツのなかで、ひとりの競技といえばマラソンがまず思い浮かびます。マラソンは42.195キロという長距離をたったひとりで走りぬく競技です。走るのはたしかにひとりだけですが、家族や勤務先やコーチなど、ランナーを支える周囲の協力なしには成り立ち得ないでしょう。
ビジネスの世界は多くの人が協力しあうことで成り立っています。
ビジネスの現場では、一つの製品を作り出すために多くの人の協力があります。その製品を販売するためにも多くの人の協力が必要とされます。販売した代金を回収し会社の経理を行なうことにも多くの人が関わっています。
このように、仕事はすべて人と人との協力関係の上に成り立っているといっても過言ではありません。
会社の中の仕事を考えれば、一つの部署内で協力があり、他の部署との協力も必要になります。社外の取引先については、ビジネスとしてお互いの担当者は対応するわけですが、その中にもそれぞれの協力関係があります。その協力関係が良好であればビジネスも良い結果が得られることが多いのです。
仕事をする上で、「協力」ということは大切です。
その基本となるのは良好な人間関係ですから、良い人間関係が構築できる人であることが求められます。採用試験で信頼される人間関係を築ける人が求められるのは、仕事が他人との協力で成り立っているからです。
以上
土屋 正五郎(つちや しょうごろう)
中央大学商学部卒業
外資系コンピュータ会社、大手メーカー勤務を経て、コンサルティング会社 アンサーエスシィ を設立。
情報システム、営業、マーケティング、人事総務、IRなど、多方面の業務に携わった経験から、多数の企業において総合的なアドバイザーとして活躍している